「後楽園ゆうえんちで僕と握手!」のCMはもうやってない!?元ネタはヒーローショー!

2023年12月26日火曜日

雑学

X f B! P L
”僕と握手“
「○○で僕と握手!」このセリフ、特に男性陣であれば聞き覚えのあるワードだと思います。
しかし「後楽園ゆうえんちで僕と握手!」になるとある一定の世代以上じゃないと聞いたことがないんですよね。

・「○○で僕と握手!」ってなに?
・いつからCMで使われていたの?
・世代によってCMのセリフが違うの?

このような内容をブログにまとめてみました。

この「後楽園ゆうえんちで僕と握手!」で僕と握手!」は旧後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティーアトラクションズ)のCM内で長年使われているセリフなんです!

そして実は年代によって聞き覚えがある○○の部分が違うんです!

開催場所の名称が変わったことで、

後楽園ゆうえんちから東京ドームシティー、シアターGロッソと年代ごとに変化しているんです。

男の子であればほとんどの人が聞いたことあるこのセリフを一緒に懐かしんでいきましょう!

「○○で僕と握手!」ってなに?


後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティーアトラクションズ)で行われていた戦隊シリーズのヒーローによるヒーローショーが人気のイベントで行われていました。

ヒーローショーの後には、ヒーローと握手できるイベントがあり、それをテレビCMで宣伝した際に、各代のレッドがCM最後に言っていたセリフが

後楽園ゆうえんちで僕と握手!

でした。

今でも全国各地で行われているヒーローショーの後にはヒーローたちと握手ができることがお約束になっています。

このCMが毎週のように放送され、強調されていたことで、子供たちは

「ヒーローショーに行くとヒーローと握手が出来る!」

と人気に更に火が付き、多くの子供たちの記憶に残っています。

いつからCMで使われていたの?


ヒーローショーのテレビCMは、1983年(昭和58年)の『科学戦隊ダイナマン』の時代から放送し始めました。

後楽園ゆうえんちでのヒーローショーは1971年(昭和46年)から始まりましたが、当時は戦隊ヒーローではなく『仮面ライダー2号』のショーでした。

実はヒーローショーの元祖は仮面ライダーだったんです!

これには理由があり、戦隊ヒーローシリーズの第一弾はご存じの方も多いかと思いますが、

秘密戦隊ゴレンジャー」です。

ゴレンジャーが誕生したのは1975年、

後楽園ゆうえんちでヒーローショーが始まったころにはまだ戦隊ヒーローシリーズが誕生していませんでした。

これには驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ!

ゴレンジャー誕生後は後楽園ゆうえんちの目玉イベントとして戦隊ヒーローが毎年形を変えて生み出され続けているんだそうです。

そしてその人気を決定づけたものが1983年の『科学戦隊ダイナマン』から始まったテレビCMでした。

CM開始以降は必ずレッドが決め台詞である「後楽園ゆうえんちで僕と握手!」と言っているんです。


世代によって変わったCM


戦隊ヒーローシリーズは毎年交代してCMを継続していましたが、

2002年の『忍風戦隊ハリケンジャー』まで、継続していました。
これは2003年以降に「後楽園ゆうえんち」から名称が「東京ドームシティーアトラクションズ」と変更されたため、

CMでも「後楽園ゆうえんちで、僕と握手!」から、

東京ドームシティーアトラクションズで、僕と握手!」と変更されていました。

更に2009年には、東京ドームシティー内の専用劇場である

「シアターGロッソ」完成したため、CMも2009年の『侍戦隊シンケンジャー』から、

シアターGロッソで、僕と握手!」と変更されました。

そして2020年以降は新型コロナウイルスの影響により、握手会が開催できなくなってしまっていました。

もちろんCMでも「僕と握手!」というセリフは無くなってしまい、

「シアターGロッソで、一緒にキラめこうぜ!」『魔進戦隊キラメイジャー』(2020年)

「シアターGロッソで、一緒に全力全開!」『機界戦隊ゼンカイジャー』(2021年)

「シアターGロッソで、祭りだ祭りだ!」『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(2022年)

というセリフになっていました。

その後のコロナウイルス対応緩和により、

2023年『王様戦隊キングオージャー』からは無事に復活し、

「シアターGロッソで、僕と握手!」

と放送されています。

「後楽園ゆうえんちで僕と握手!」の豆知識


CMでこの台詞を言うヒーローはレッドが通例になっていますが、劇中での一人称が「僕」と言っているレッドは1人も存在していないんです(笑

劇中の一人称が「俺」であるレッドが、CMでは必ず「僕」という珍しいシチュエーションなので違和感を覚える人も多いですよね。

特に『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッドはワイルドな性格のキャラクターです。

もちろん一人称も「俺」ですが、そのテンションでこの台詞を喋ったためか、「シアターGロッソでヴォクと握手ッ!」となっており、「僕」があまりにも似合わないと一部で話題となりました。

QooQ